怒りを受け取らないのだ。

毎日、仕事仕事の日々。

そらー、休みの日はそれなりに充実させているつもりだけど、
この頃は疲れてて、休みは寝てしまうことも多く。

仕事漬けってもう嫌だ、ということはハッキリしている。
「仕事と自分の距離」をここ数年意識し続けている。
仕事とはキッパリ距離を置きたい。
仕事はあくまで金を稼ぐ手段であり、一番大切なのは、自分の家族と自分の生活だ。
(生活には衣食住の他、趣味遊び含む)

ところが気がつけば、帰宅後も休みの日も、仕事の事が頭を離れない自分がいる。
なんなら休日出勤もしかねなくなってる自分。

そうまでして何を求めているのか?

それは、上司からの評価だ。
上司はやり手でカリスマ性があり、とても魅力的な人物だ。

しかし昔から慢性的に部下や自分の現場に不満を抱えており、ことある毎に怒りを爆発させている。

爆発の日々がある程度続き、
次に抑うつ状態になる。(でも怒りの期間より遥かに短い)

医者にかかった事があるらしく、「双極性障害」と診断されたそうだ。


今も上司の怒りは日々激化しており、そんな上司に不信感を持つ者も出て、現場は微妙な空気。

そんな上司にすっかり巻き込まれ、仕事漬けになりつつある自分。

これではバーンアウト一直線だ。

とりあえずは、上司の怒りに必要以上に巻き込まれないようにしたい。

上司の怒りは一見正論だが、伝達方法が叱責して怒鳴り散らすというもので、かつ、一貫性にかける。

我々部下にしてみれば、
「じゃあ、具体的にどーしろと?」
という感想しか持てない。

病気なのだから仕方ない、現場を思うあまり、不安に駆られて怒りをコントロール出来なくなっているのだね、
それはそれで気の毒だね、
と思うしかない。

上司の病ゆえの怒りを全面的に受け止めると、
「完璧にやらねば、また叱られる…」という強迫観念じみた思いに捉われ、仕事が苦しくなる。
また「完璧にやれば上司の機嫌も良くなるだろう」という期待から仕事をするので、
「やってもやってもまだまだ終わらない」という、これまた苦しい状態に陥る。

上司の要求に応えようとすればする程、
「まだまだ足りない!まだまだ駄目だ!」
と、要求自体も激化するような気がする。
砂漠に如雨露で水を遣っているようだ。

だから、上司の機嫌は取らなくていい、怒りを受け取らなくていい、要求に全て応えなくていい、
としよう。
じゃないと、消耗して潰れてしまう。

上司の怒りやそれに関連する要求、不満を、自分が解決せねばならない責任は無い。
それは上司の問題。上司の責任。
(上司はその責任を我々部下に負わせようとしている様子だが)

自分が出来る事は、この怒りの日々の中で、自分を癒し、自分の仕事と健康、家族や生活を守ること。

自分が持っている大切な宝物を守ること。
宝物を持つ自分の幸福を、改めて噛み締めること。

そして、
出来れば、その幸福で充電した優しい気持ちを、
上司を含む周囲の人々に向けること。
出来れば。本当に出来れば、の話。

まあ、無理せず、ぼちぼち行こう。